ラジオ、テレビ、携帯電話、wifi 、さらに各種センサーなど多くの電磁波が存在する環境下で、互いに干渉しないで動作することを保障するのがEMC(ElectroMagnetic Compatibility)です。このEMCはさらに、エミッションとイミュニティに分けられます。エミッション(Emission)はある部品が出す電磁波が他の機器に影響しないか、イミュニティ(Immunity)は他の部品が出した電磁波による誤動作がないかを見るものです。
ところが、通信に利用される光以外の電磁波でさえ300KHz-3THz まで非常に広範囲におよびます。そのため、1 つの解法で高周波電磁界解析を行うことは困難です。
Feko は、①複数の解析手法を完備、②1つの課題で、2 種類の解析手法を利用可能、という際立った特徴を持つ電磁波解析ソフトウェアです。これまでの電磁波解析ソフトウェアと違い、大変広範な周波数帯で、精度を落とすことなく、電磁波解析を実施できます。
本ページでは、どのような電磁波障害対策(EMC)にFeko の特性を活用できるかを、具体的な事例をもとにご紹介します。