流体解析にGPUを使おう
GPUは画像処理に特化した演算器として開発され、近年ではAIや自動運転のリアルタイムデータ処理として使用されています。
CPUは演算コアが数個から数十個のものが主流ですが、GPUでは一つのチップ上に数千個の演算コアが搭載されています。1チップ当たりの消費電力もCPUに比べて数分の一となり、今後のecoコンピューティングの主役となりうる技術です。GPUを物理シミュレーション(CAE)に活用することで、従来のCPUコンピューティングでは時間のかかる計算も高速に処理できるほか、消費電力を節約できます。
Altairは、空気力学問題および混相流の解析用途向けに、GPUに最適化した数値流体力学(CFD)アプリケーションの開発に取り組んでいます。CPU環境で流体解析を実施されている方は、この機会にGPUの高速な計算能力を体験ください。
Altairの流体解析ソリューション
Altair nanoFluidX(粒子法ベースの流体力学シミュレーション)
nanoFluidXは、複雑な動きをする複雑なジオメトリの周囲の流れを予測する、粒子法ベースの流体力学(SPH)シミュレーションツールであり、GPUのクラスター上で使用することも想定して最適化されています。
nanoFluidXは以下のような流体解析にご利用いただけます。
ドライブトレーンのオイルマネージメント
ギヤボックスのオイル攪拌によるオイル分布や攪拌トルクの評価
タンクスロッシング
動的運動に対する流体応答、注入/排出プロセスの解析
冠水路
アンダーボディへの水の侵入、ボディへの付着
Altair ultraFluidX(空気力学特性の超高速シミュレーション)
乗用車や大型車の空力性能を超高速に予測したり、建物や環境の空気力学を評価したりできるシミュレーションツールです。GPUコンピューティングに最適化されているため、格子ボルツマン法に基づくシミュレーションを、1基のワークステーションだけでわずか数時間で完了できます。
適用事例
2019年に開催されたGTC Sillicon Valley(主催:NVIDIA)ではGPUコンピューティングを活用したultraFluidXによる自動車の空力性能解析を高精度かつ短時間で実施する事例を紹介しています。
その他、「GPUコンピューティングによる高速な数値流体計算 – ビル建物の耐風解析」では建築および都市計画におけるultra FluidXの適用例をご覧いただけます。
オールインワンCAE環境
Altair Unlimited
Altair Unlimitedは最先端のCAEクラウドソリューションで、HPCシミュレーション環境を提供します。オンプレミス、オフプレミスのどちらの形式も取ることができ、すべてのソルバーアプリケーションを無制限に使用できます。
NVIDIA GPUを活用したCAEソリューション
Altair HyperWorks UnlimitedではNVIDIA GPUを使用したソルバーを提供しています。 |
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