自分達の手で機械学習を習得し、企業競争力をつける

長期にわたる機械学習トレーニングの講座の提供

講座を動画視聴形式で受講しながら、データ分析スキルを向上させるサービスで、業務に直結する動画トレーニングを、長期間・ 繰り返し視聴することができます。本サービスの狙いは、知識レベルの向上ではなく実務課題の解決です。実践的な分析テクニックを動画で学び、実務課題の解決力を高めます。
▼3つのアイテムで自律的なデータ活用組織へ
≫レイヤー別カリキュラム ≫実務直結型講座 Learningサブスクリプション ≫Altair RapidMienr製品
国内の多くの企業では、機械学習を用いたモデル作成をはじめとするデータ分析を外部に委託したり、高価なソフトウェアを購入し、ボタン一つで解決しようとしてきました。しかしながら、とりわけ製造業では、製造に関する業務知識(ドメイン知識)がなければ、モデル作成やデータ分析(特徴量設計)は容易にはできません。外部委託先から的外れな分析結果が報告されれば、多大なコミュニケーションコストが発生します。
弊社も機械学習のアルゴリズムや分析には詳しいものの、製造業特有のドメイン知識の獲得に苦労し、成果があげられない分析プロジェクトも多く経験しました。多大なコストをかけ無事所望の予測モデルが作成できたとしても予測モデルの権利の問題(特許や使用権)で委託先と折り合わないケースもあります。
また、自社の組織に分析力(解決力)やノウハウが蓄積されない限り、日々刻々と変わる可能性のある予測モデルのメンテナンスを自分達で行うことすらできず、再び高い分析コンサルティング費用を支払う必要も出てきます。
以上のことから、本当の意味での企業競争力をつけるには、自分達の手で機械学習を習得する必要があると弊社は考えており、図の“新モデル”に移行する必要があると考えています。
弊社では、Randy LeBlancの考え方に立脚し、自分達自身で分析ができるようになって頂くための機械学習(データ分析)のオンサイトトレーニング(2日〜3日間)やWEBトレーニングコース(1ヶ月間)を提供してきました。
しかしながら、普段の業務と並行して機械学習(データ分析)を学ばないといけないため、1ヶ月という短期間の中で実際の業務課題の改善や研究開発に直結できた受講者は少数でした。分析プロジェクトの平均期間が3ヶ月〜1年であることを考慮すれば、従来の機械学習トレーニング講座の提供は適切ではなかったと言わざるを得ません。
RapidMiner Learningサブスクリプションサービスでは、長期間(1年間)にわたり機械学習トレーニングの講座の提供を通して、多くの組織が自分達の手で機械学習を習得し、自社の組織に分析力(解決力)やノウハウが蓄積することで、業務知識が豊富な自分達の組織で、多くの分析プロジェクトの成功が継続的に実現されると考えております。
これらの課題を解決できるのがAltair RapidMiner Learningサブスクリプションです。
RapidMiner Learningサブスクリプションサービスでは、まず実務上での分析課題を評価して頂くことから開始します。自分自身の分析課題と関連しそうなテーマを多くの講座の中から選択頂き、集中的にご受講頂けます。製造業の様々なテーマをトレーニング動画化しておりますので、繰り返しトライしご自身の分析課題を解決してください。
RapidMiner Learningサブスクリプションサービスの受講前(または受講直後)には、必ずご自身の分析課題(業務課題)について評価を行っていただきます。
アルテア社が提供しているデータ分析課題評価シートや三菱ケミカルHD社が提供してる分析プロジェクトキャンパスを使って分析課題を評価して頂くことをお勧めしております。特に前者については、講座の中で詳しく評価方法の説明を行っています。分析課題の評価ができれば、どのコースをまず閲覧すべきか、いつまでにCRISP DMの分析サイクルを1周回すのかについて目標を決めます。2〜3ヶ月を目処に分析サイクルを1周回し、社内の関係者からフィードバックをもらうとモチベーションが得られることが多いです。
いくら機械学習のアルゴリズムに詳しくなり、正確な機械学習モデルの精度検証方法が理解できたとしても実務課題が解決されなければ、何の意味もありません。
RapidMiner Learningサブスクリプションのサービスでは、最も汎用的で業務に活かせる可能性が高い「基礎編(Pt1、Pt2)」、「回帰編」、設備データをはじめとする時系列(波形)データに特化した「IoT編(IoT特徴量設計編)」がベースの講座として提供されています。また、化学・素材メーカーに特化した「プロセスデータ分析編」、「Material Informatics(MI)編」も用意されており、実務に直結できるような講座もあります。それほど、ご要望が多いわけではありませんが、画像やテキストなどの非構造データにも対応するために「深層学習(DL)編」もご準備しております。
よほど特殊なケースでない限り、トレーニング動画をご視聴頂ければご自身の分析課題に応用させ、問題解決が図れるはずです。講座内容に関するご質問を問い合わせるサポート窓口もありますので、必要であればご活用ください。
Altair RapidMiner実践型トレーニング 主要講座
解決できる課題
IoT分析演習
解決できる課題
多目的最適化
どのパラメーターをどれくらいの値にすれば目的変数を所望の値に近づけられるのかを探索します。説明変数に制約条件を設定しながら、最適化を実行します。データサイエンス入門 | |||
データサイエンス入門 / 分析課題創出編 | 統計学基礎編 | ||
Altair RapidMiner | |||
AI Studio可視化・クレンジング編 | AI Studio 基礎編(Pt1/Pt2) | AI Studio 分析結果報告編 | AI Cloud導入編(公開予定) |
AI Studio 回帰編 | AI Studio IoT編 | AI Studio プロセスデータ分析編 | AI Studio 深層学習基礎理解編 / 実践活用編 |
AI Studio 教師なし学習編 | AI Studio AutoModel編 / TurboPrep編 | AI Studio 推薦システム編 | データプレパレーション編 |
サロゲートモデル編(公開予定) | |||
IoTセンサーデータ可視化・ダッシュボードへのモデル実装編 | AI Studio MI編 | AI-Hub運用編/ AI-Hub活用編 | AI Studio 需要予測編 |
AI Studio 転移学習編 | AI Studio 日本語テキスト分析実戦活用編 | AI Studio XAI編 ※資料のみ | AI Studio 異常検知編 |
AI Studio 物体検知/セグメンテーション編 | AI Studio 生成AI(大規模言語モデル:LLM)編 | AI Studio MLOps編(公開予定) | AI Studio・HyperStudy最適化編(公開予定) |
PyTorch | |||
PyTorch 入門編 | PyTorch 異常検知編 | PyTorch GNN入門編 | PyTorch 製造業における異常画像検知編 |
PyTorch Transformer編(自然言語・画像) | Pt1/Pt2 コース Pythonバージョン ※コードのみ |
※1 本プログラムでは演習において、「Altair RapidMiner」または「Python」を使用します。
※2 講座内容についてのサポートは、Altair Unitsのサポートをご利用いただけます。分析結果について保証するものではなく、期間内でのベストエフォート対応となりますことご了承ください。
※3 RapidMiner AI-Hub活用編(AI-Hub運用編)は実地での研修を含みますので、追加費用が発生します。同講座はサポート外となりますので、ご了承ください。
※4 講座の新規追加及び既存講座のバージョンアップは不定期になされます。
※5 1年契約の場合、ユーザーの変更は3ヶ月に1度しか行うことができません。ご希望月の1日から変更となります。
※6 課題創出ワークショップ研修はサポート外となりますので、ご了承ください。
※7 RapidMiner AutoModel編 / TurboPrep編はIndividualプラン限定になります。
※8 Pt1,Pt2は旧バージョン(10.0以前)用も講座をご用意しております。
価格・お申込み
Individual | Enterprise+ | |
年間費用 | ¥360,000 | ¥4,200,000 |
受講人数 | 1人用 | 上限なし(契約企業様の社内) |
契約期間 | 1年間 (IDの変更は年4回まで申請可能) |
1年間 |
視聴履歴・視聴者管理 | ✕なし | 〇あり |
利用規約 | リンク | リンク |
※講座内容についてのサポートは、Altair Unitsのサポートを利用
※旧Enterpriseプランご契約企業様は、既存契約の更新1回のみ可能
どんなに座学でデータ分析の手法を学んだところで、実際のデータの作り方や使い方を習得しなければ、データサイエンスをマスターしたとは言えません。オンサイトトレーニングやゲーミフィケーションプログラムで実践力を身につけることができます。実施内容のご相談も承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
製造業では、Altair RapidMinerを使用して作成した予測モデル(異常検知や品質予測など)を現場で活用するケースが増えています。しかし、クライアント数が多くなるとクラウドシステムの処理能力が低下し、通信環境が不安定な場合はタイムラグが生じます。そのような問題解決方法として、エッジシステムが採用されています。エッジシステムはクラウドの負荷を減らし、通信環境に依存せずに推論を行うことができます。
本講座では生産設備を模したNゲージ(鉄道模型)を題材に、振動データの収集・蓄積から予測モデルの作成、リアルタイムでの推論結果の可視化(予測結果の表⽰)まで⼀連の流れをローコードで構築します。
将来的な分析課題の解決に向けて、実践的な分析をつけるためには、社外で実施されている分析コンペに参加することは効果的ですが、初学者にはハードルが高く参加しにくいという問題点もあります。本プログラムでは、社内で比較的よくある課題をコンテスト課題として提供し、社内メンバーで切磋琢磨しながら、ゲーム感覚で競い合う中で実践力を全員で高めることで、企業の文化に実践的な分析を根付かせることが可能です。
AI ゲーミフィケーション Learningプログラム(GLP)課題例
研究開発現場では、スペクトルデータの収集と結果の物性値の計測を行っている場合があるが、スペクトルデータの収集は比較的容易にできるのに対し、物性値の測定には相応の計測装置や時間が必要となります。
比較的計測が簡易なスペクトルデータと測定された物性値の関係性を機械学習させ、最終物性値を予測することが本課題の目的です。
様々な品種を人間が目視し、分類していては効率的ではなく、経験値によって分類の仕方に差が出てしまいます。
本課題では、フーリエ変換赤外(FTIR)分光法を用いてスペクトルデータをサンプリングし、対象物がいちご(苺)かどうかを判別し、その予測精度を競っていただきます。
出展:“Use of Fourier transform infrared spectroscopy and partial least squares regression for the detection of adulteration of strawberry purees“ Holland JK, Kemsley EK, Wilson RH. (1998). Journal of the Science of Food and Agriculture, 76, 263-269.
産業用機器における振動データを用いて特定の状態(正常・異常など)を予測することの重要性はますます高まっており、振動データから様々な分析課題を設定することができます。
例えば、攪拌機などに異物が混入した際に振動データから通常とは違う状態を検知したり、ロボットの振動データからどの動作をしているのかその状態を推定することも可能です。振動データから特徴量を抽出し、予測モデルを作成することができるようになれば、様々な実課題への適用が期待できます。
本課題では、車両の振動データからどの車両が通過したのかを予測するモデルを作成し、その分類精度(正答率)をもって順位を競っていただくものです。
右のグラフは、参加者の提出期限までの予測精度の変化を記載したものになります。一度、予測モデルを作成し提出して終わりではなく、期間内に特徴量やアルゴリズムなど予測精度に影響を与える可能性のあるパラメーターを様々、検討していることがよくわかります。動画教育だけではなく、実践的な課題を試し、競い合うことでデータ分析力の向上を図ることができます。
必要に応じて、受講の効果を定量的に把握するためのプラットフォーム(管理システム)も提供しています。
社内にどれくらいのデータサイエンスのリテラシーを持つ人材が育成されているのか、社内にどのような分析課題を持つ人がいるのか、一元的に管理することがDX推進主体の部署では求められます。社内で類似の課題を持つ人をマッチングしたり、社内コミュニティを立ち上げ交流を促進するためにも視聴状況の管理や社内プロジェクトの内容と数の把握は重要です。
▼3つのアイテムで自律的なデータ活用組織へ
≫レイヤー別カリキュラム ≫実務直結型講座 Learningサブスクリプション ≫Altair RapidMienr製品
アルテアでは、実際にソフトウェアを操作しながらエッジAIや生成AIをご体験いただく2種類の無料セミナーを定期的に開催しています。ビジネス課題を題材として学習していくため、イメージも掴みやすく参加者の方にもご好評いただいております。
PCや講座準備不要ですので、ぜひ詳細をご確認の上、お気軽にお申込みください。