TechDay2

Altair Tech Day

構造解析、最適化、プリ・ポストのハイパーな2日間
【同時開催】エレクトロニクス製品 / EDEMユーザー会

※終了しました。講演資料を公開しています。こちらからご覧ください。

 

  7月25日(木)、7月26日(金)

 TKPガーデンシティPREMIUM東京駅日本橋 

Altair Tech Dayは、アルテアの原点ともいえる「プリ・ポスト、構造解析、最適化」の3つをテーマに、各ソリューションに分かれソリューションの最新情報や活用事例をユーザーの皆様と共有する分科会です。弊社およびユーザー様同士の技術交流を促すとともに、日本のものづくりの競争力を高める一助となることを目指しています。

今年は、より効果的にアルテア製品をご活用いただくためのユーザー会『Altair Tech Day - 構造解析、最適化、プリ・ポストのハイパーな2日間』を開催します。また、エレクトロニクス製品(FEKO/PSIM/SimLab etc.)およびEDEMユーザー会も同時開催いたします。

当日は、「構造解析」「プリポスト」「エレクトロニクス製品(FEKO/PSIM/SimLab etc.)」「EDEM」の各部屋に分かれ、それぞれプログラムを進行します。

すでにアルテア製品をご利用いただいているユーザーの方、導入をご検討の方は、奮ってご参加ください。

 

【 概 要 】

日時:2024年7月25日(木)、7月26日(金)

会場:TKPガーデンシティPREMIUM東京駅日本橋 アクセス ※各部屋、定員になり次第終了予定

対象:アルテアユーザーの方、設計 / 解析のご担当者の方

参加費: 無料 ※事前登録制 ※申込を終了しました。ご参加希望される方は、弊社営業担当までお問い合わせください。 

※競合企業や同業他社の方は参加をご遠慮いただく場合がございますのであらかじめご了承ください。
※現時点での講演内容は、講演順ではございません。各講演時間は別途お知らせいたします

10:00 - ご挨拶
アルテア 代表取締役社長 加園 栄一

10:10 - 10:35 - JAXAが挑む航空技術の未来
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 航空技術部門 事業推進部 計画マネージャ 青木 雄一郎 様

日々の暮らしを航空技術でつなぎ、持続可能で安全・安心、豊かな社会を実現するために、JAXA航空技術部門では様々な将来技術の研究開発をおこなっています。本講演では、JAXAが挑む航空技術とその先に見える未来について紹介いたします。

10:40 - 11:05 - OptiStruct による音響解析
カシオ計算機株式会社 開発本部 事業イノベーションセンター フェロー 水品 隆広 様

スピーカーは、振動板の表面から発生する音波に着目しますが、同時に背面から発生する音波があり、複雑に干渉します。スピーカーを組み込む製品を作る場合、背面から発生する音をどのように扱うかで性能を大きく左右します。振動板以外の構造物も多く、これらは音の広がり方をさらに複雑にし、周波数ごとにも異なります。逆に、形状を変更することで、用途に合う放射特性をデザインできる可能性があります。

このような背景で、平面スピーカーを対象に、Altair® OptiStruct®による音響シミュレーションを実施しました。OptiStructによる音響シミュレーションは、空気中を伝わる音と構造物との連成ができ、構造を考案するヒントになり形状を追い込むことができました。

11:10 - 11:35 - 駆動系ユニット開発における効率化の為の3D-CAE活用について
日野自動車株式会社 ドライブトレーン開発部 開発支援グループ 主幹 須藤 伸也 様

駆動系ユニットの開発期間、試験費用削減のため、設計評価における3D-CAEの活用法について、検討してきた。その中でも設計者アッセンブリ解析による評価精度向上、効率化を主に活動し実績を積み上げ定着しているOptiStruct、SimSolid、Inspire、SimLab(プリポスト処理自働化含む)を活用した事例を紹介する。

11:40 - 12:05 - HyperLife 2024紹介
アルテア リードアプリケーションエンジニア 塚本 昌美

12:05 - 13:05 - ランチ休憩
(12:15 - 12:40)
【ランチョンセッションAI&シミュレーションを搭載、最新HPC&クラウドプラットフォームALTAIR HPCWORKSのご紹介
アルテア シニアテクニカルディレクタ 久保 博次

13:05 - 13:30 - 自動車内装設計部門におけるInspireの活用事例
本田技研工業株式会社 BEV開発センターBEV完成車開発統括部 BEV車両開発二部 HMI・空間価値開発課 Assistant Chief Engineer 矢野 琢真 様

近年自動車内装設計においてもPKGの高密度化により、形状の複雑化やマルチマテリアルの適用が広がってきており、初期検討段階において机上検討では性能の見通しを語ることが困難になりつつあります。

そこで、簡単な操作手順で構造解析が可能なCAEツール「Inspire」を活用し、検討した事例を発表します。

13:35 - 14:00 - SimSolidを用いた局部応力の解析手段の紹介
株式会社タダノ 技術研究所 足立 純也 様

当社の製品は公道を走行する建設機械であり、強度と軽量化を両立させるために薄板鋼板を使用した構造が多く採用されている。このため、FEMではシェル要素を用いたモデル化が必要であり、規模が大きくなるほど解析に時間がかかることが問題であった。

そこで、CAD形状をそのまま利用できるSimSolidは、当社製品と相性が良いと考えられるため、SimSolidの精度検証と工数削減効果を確認した。FEMと比較・検証の結果、変形や固有振動数、全体的な応力分布は、要求精度を満たしていたが、解析の重要な評価項目である局部の応力については、FEMや実験結果と一致しない事例が確認された。

解析精度の改善方法を模索する中で、モデルに特定の工夫を施すことにより、局部の応力の解析精度を大幅に向上させることが可能であると判明した。本発表では、その手段について報告する。

14:05 - 14-30 - ゴルフヘッドの反発特性解析
株式会社遠藤製作所 ゴルフ部開発設計課 天野 淳一 様

ゴルフ永遠のテーマ 飛距離 に関係する反発についての衝突解析(Radioss)を紹介します。
事例1は、ドライバーヘッドの反発解析です。鉄球とドライバーヘッドの衝突解析からルール規制されているCT(特性時間)を算出します。ルールはフェース全体で規制されていますので、フェース15点をHyperStudyとTemplexを使って自動解析します。
事例2は、アイアンの反発解析です。ボールとアイアンヘッドの衝突解析から反発係数(COR)を算出します。業務時間内にTry&Errorを10回程度出来る様に、要素サイズを適正化し精度も確保しました。

また、反発解析と応力解析のモデル比較も紹介します。

14:30 - 14:55 - SimSolid, Inspire 2024最新機能及び事例紹介
アルテア アプリケーションエンジニア 鈴木 大雄

15:30 - 15:55 - 月面探査車「YAOKI」の開発におけるSimSolid の活用事例紹介
株式会社中央エンジニアリング CAE センター 解析2グループ  グループ長 中島 聡 様

航空宇宙業界では、開発初期フェーズからメッシュモデルによるCAE 解析を行うことが一般的であり、詳細設計フェーズになるとHigh Fidelity な解析モデルを構築し、精度の高い解析結果が求められている。一方で、解析モデル作成には非常に時間がかかり、特に設計変更が繰り返される新規開発ではこれが開発コストを押し上げる要因となっている。

そこで、株式会社ダイモンが開発中の月面探査車(月面ローバー)「YAOKI」の開発において、開発時間短縮を目的にメッシュレス解析ツール「Altair SimSolid」を用いた振動解析の活用事例を紹介する。この発表では、従来のHigh Fidelity Model との計算時間や解析精度の違い、およびSimSolid 活用における課題や今後の期待についても発表する。

16:00 - 16:25 - 自動車開発におけるNVHに対するCAE解析技術の活用
本田技研工業株式会社 ICE完成車統括部 車両開発三部 NV・車体剛性開発課 チーフエンジニア 梅原 康平 様

ホンダでの自動車開発においてNVH性能に対してどのようにFEM解析を活用しているかを紹介する。また自動車車体構造開発において、近年活用している感度解析技術及び最適化技術について活用事例をふまえて説明する。

16:30 - 16:55 - 高速・高精度マルチフィジックス解析ソルバーAltair OptiStructの概要と開発ビジョン・ロードマップ
Junji Saiki, Senior Vice President - OptiStruct Developement, Altair

現在、OptiStructは設計最適化の用途に限定されず、One Model One Code(単一モデル及びソルバーで様々なシミュレーションを実施)という開発ビジョンに従い、構造・電気・熱など様々な物理現象を解くことができる真のマルチフィジックス解析ソルバーとなっています。
特に非線形陰解法解析の機能は成熟しており、現在は陽解法の解析機能や、陰解法から陽解法への連続計算機能について開発中です。また言うまでもなく、最適化はアルテアが市場のリーダーとして投資を続けている領域であり、現在の開発ハイライトは陽解法での最適化です。

本講演では、最新のOptiStruct機能概要と開発ビジョン・ロードマップについてご紹介します。

会期後】ネットワーキングパーティー

13:00 - 13:20 - エレクトロニクスシステム設計を加速するアルテアソリューションのご紹介
アルテア シニアテクニカルディレクタ 松本 秀一 

エレクトロニクス市場が急成長する状況の中、製品の小型化や機能の複雑化に伴い開発段階でのシミュレーションの活用はますます重要になっています。アルテアは半導体・PCB設計支援、エレクトロニクス向けマルチフィジックス解析、高周波電磁界解析やケーブルハーネス回路可視化など、様々なツール・ソリューションを提供しており、共通のライセンス(Altair Units)でご使用頂けます。

本講演では、アルテアのエレクトロニクスシステム設計向けソリューションの概要についてご紹介します。

13:20 - 13:50 - スマートデバイスのアンテナ設計におけるSimulation 活用事例
京セラ株式会社 通信機器事業本部 通信技術部 第1技術課 井上 真豪 様

京セラではスマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスを開発しております。近年、スマートデバイスに対して、高速かつ大容量の無線通信が求められ、多種の通信方式に対応した複数のアンテナが製品内に配置されています。開発においては、技術者が実機によるアンテナの周波数調整(チューニング)を行っていますが、先述の理由による調整難易度の上昇に伴い、開発リードタイムのひっ迫解消が課題となっています。

本講演では、技術者への実機調整の負担緩和のために電磁界シミュレーションを活用した事例に加え、新技術の実用化検討に電磁界シミュレーションを活用した事例をご紹介します。

13:50 - 14:10 - 幅広い分野に対応した高周波電磁界解析ソルバーAltair Fekoの概要と新機能のご紹介
アルテア アプリケーションスペシャリスト チャヨノ リドー

Altair FEKOはアンテナのシミュレーションと配置、無線カバレッジ、ネットワークプランニング、スペクトラム管理から、電磁両立性 (EMC/EMI)、レドームモデリング、生体電磁気学、RFデバイスまで幅広い分野に対応しています。

本講演ではFeko の製品概要と、MoM/MTL手法でモデル化されたケーブルと3Dジオメトリの接続を正確にモデル化するためのSchematic Link機能、RCS向けの高速計算手法CBFMのアップデート、アンテナ設計向けコンポーネントライブラリの拡充など、近年のバージョンアップで追加された主な新機能をご紹介します。

14:20 - 14:50 - FEKOを用いたローカル5Gエリア設計と、画角シミュレーションへの適用事例
日本電気株式会社 交通インフラDXシステム統括部 プロフェッショナル 天野 雅也 様
NECネッツエスアイ株式会社  福永 政宏 様

NECは、令和5年度の国土交通省道路局の事業である「自動運転実証調査事業と連携した路車協調システム実証実験」において、全国7自治体でローカル5Gを用いた実証を行った。実証地の1つで国土交通省PLATEAU 3D都市データのある鳥取市についてWinPropによるエリア設計、WinPropより生成したデータを用いてカメラ画角シミュレーションを試行したので紹介する。

14:50 - 15:20 - 磁界プローブの解析例
東北工業大学 情報通信工学科袁研究室 博士後期課程2年 唐 云翀(たん ゆうちゅう)様

磁場強度の可視化を行うためには、磁場プローブの特性と電圧から磁場強度への変換係数の確認が欠かせません。本講演では、2種類のプローブをFEKOでモデル化し、そのプローブの特性と電圧から磁場強度への変換係数を求め、さらに実験結果と比較した内容を説明します。

15:20 - 15:50 - Fekoを用いた自動計算環境の構築
秋田工業高等専門学校 電気・電子・情報系 教授 伊藤 桂一 様
秋田工業高等専門学校 卒業生(現 東京エレクトロン宮城株式会社) 保坂 真志 様

秋田高専伊藤研究室ではアンテナの最適設計を中心に研究を行っております。FDTD法(時間領域差分法)によるGA(遺伝的アルゴリズム)などを用いた自動設計が主たる研究内容ですが,Fekoを用いたアンテナ設計や数値解析も行っています。研究室全体の研究概要を紹介するとともにFekoを用いた自動計算環境の活用事例をご紹介いたします。

16:00 - 16:20 - パワーエレクトロニクスシミュレーションAltair PSIMとモデルの低次元化・システムモデリングへの適用
アルテア シニアテクニカルスペシャリスト 池田 公輔 

本講演では、パワーエレクトロニクスシミュレーションAltair PSIMの特徴と、パワエレで解析・設計対象となるパワーコンバータ―およびモータードライブについてのモデル低次元化手法、およびそれらを用いた計算効率の高いシステムシミュレーション手法について紹介します。

16:20 - 16:40 - SimLab Electronics
アルテア シニアテクニカルディレクタ 依宋 海希

 

16:40 - 17:00 - PSIMとSimLabを用いたSiCインバータの熱シミュレーション事例
Mywayプラス株式会社 ツール事業部 CAE製品チーム 森下 志野 様

パワーエレクトロニクス機器は小型化、高効率化のためワイドバンドギャップ半導体(SiCやGaN)を用いた製品開発が進められています。ワイドバンドギャップ半導体を用いることでインバータのスイッチング周波数を高くすることができ、受動部品を小型化してシステム全体を小さくすることができますが、一方でスイッチングデバイスは発熱し、部品の劣化、効率低下、信頼性の低下を引き起こすため、十分な熱設計を行う必要があります。

本講演ではSiCデバイスを用いたインバータの熱シミュレーション事例を紹介します。

会期後】ネットワーキングパーティー

13:00 - 13:15 - ご挨拶&製品紹介
アルテア アカウントマネージャ 駒田 健一

13:15 - 13:40 - EDEM海外でのユースケース
Senthil Arumugam, Senior Director, Global Sales - DEM Technolog, Altair

13:40 - 14:00 - EDEMの使いこなし・キャリブレーションと計算時間短縮化のテクニック
アルテア テクニカルマネージャ 河野 稔弘

大阪公立大学綿野教授主催のエキスパート講座は開講以来コロナ禍中も中断せず毎年開催されております。その中で粉体シミュレーション教材としてEDEMを用いた講座もあり、計算を行う上で重要と思われる技術の習得も行われます。

本講演ではそういった講座の中で特にEDEMユーザーから習得の要望が多いキャリブレーションと計算時間短縮化についてピックアップし、Altairの他ソフトウェア連携事例も含めながらテクニックを紹介します。

14:00 - 14:25 - 個別要素法の農業分野への応用について
九州大学大学院 農学研究院環境農学部門 農業生産システム設計学研究室 教授 岡安 崇史 様
九州大学大学院 生物資源環境科学府環境農学専攻 修士2年 平山 祐多 様

農業生産システム設計学研究室では、農業機械の設計、農作業時の力学挙動の評価と予測、植物栽培に必要な機器や各種計測技術の開発等に関わる教育・研究を行っています。農業従事者の高齢化と減少が続いている我が国農業においては、農作業の自動化・ロボット化は極めて重要なテーマであり、そのための技術開発は急務な課題といえます特に、農業機械の開発で、計算力学MBD(モデルベース設計などの手法を用いて、農業現場で発生する様々な力学現象が解析・予測され、その成果が設計等に活用されています

Altair Tech Dayでは、私どもの研究室で行っている農業機械分野におけるEDEMの活用事例について紹介させていただきます。 

14:30 - 14:55 - プラントスケールキルンを対象とした離散要素法計算の取り組み
住友金属鉱山株式会社 技術本部数理解析技術部 猿渡 元彬 様

熱処理等を目的にロータリーキルンは工業分野で一般的によく用いられている。ロータリーキルンの内部は高温であるため、その内部で原料がどのように挙動しているのかを把握することは難しい。

近年では離散要素法を用いて粉体挙動を計算することが可能になったが、工業分野で活用されているロータリーキルンは大規模なものが多く、さらに、プラントスケールでは原料の滞留時間が長時間になるため、キルン全体の原料挙動を把握するには長時間計算が必要となり計算負荷が高い。

本研究では、このような課題に対して、計算負荷を下げるための粗視化モデルと原料の滞留時間分布を予測するモデルを提案した。

15:30 - 15:55 - 連続式二軸造粒機における粒子運動に関する数値解析
大阪公立大学 工学研究科 准教授 大崎 修司 様

製剤の業界において,バッチ式製造から連続製造への転換が注目されている。そのなかでも,連続式二軸造粒機を用いた湿式造粒の活用が期待されている。二軸造粒機によって得られる造粒物の物性は,造粒機内における粉体の充填率と結合液添加率に大きく依存することがしられている。

本研究では,これら2つの造粒プロセスに与える影響を検討した。EDEMを用いた数値解析を行い,実験結果と比較することで,造粒物のサイズ成長率を予測するモデルを提案した。

16:00 - 16:25 - EDEMを用いた全固体電池開発における粉体シミュレーションの紹介
日産自動車株式会社 パワートレイン・EV技術開発本部 パワートレイン・EVバッテリー次世代技術開発部 次世代ASSBバッテリー開発グループ 吉富 寛晃 様

電気自動車(EV)のゲームチェンジャーとして期待されている全固体電池は、従来の液体リチウムイオン電池と比較して航続距離の増加、充電時間の短縮、低コスト化できるポテンシャルがある。全固体電池のセル作製プロセスでは、材料の粉体物性やプロセス条件などのパラメータが膨大に存在する。本課題に対して、EDEMを用いる事で実験コストの削減やプロセス中の粉体挙動の可視化が可能だと考える。

本報告では、全固体電池のプロセスに関してEDEMを用いた数値シミュレーション内容を紹介する。

16:30 - 16:55 - Altair EDEMの最新アップデート及び今後の開発ロードマップのご紹介
アルテア テクニカルマネージャ 河野 稔弘

EDEMはユーザーからの”より多くの粒子をより早く計算したい”という要望に応えるべく、定期的に様々な機能を追加・拡充してきました。直近でもCUDA GPUソルバーのマルチ対応やプリポスト拡充による操作性向上など、シミュレーションに関わる業務の効率化に寄与する機能がいくつか追加されています。

この講演ではこのようにユーザーの業務効率化に寄与するような直近の実装機能を紹介し、また今後追加する予定の機能についてもいくつか言及します。

会期後】ネットワーキングパーティー

10:00 - ご挨拶
アルテア 代表取締役社長 加園 栄一

10:10 - 10:55 - Altair = Data Science + Rocket Science
Michael Dambach, Sr Vice President, HyperWorks, Altair

In this presentation, Michael Dambach explores Altair’s convergence of Data Science and Rocket Science through the integration of Data Analytics and Computer-Aided Engineering (CAE) tools. He traces the evolution of the product development cycle from hardware testing to data-driven methodologies, supported by three foundational pillars: the extensive CAE tools in HyperWorks Design and Simulation solutions, the democratization of Data Analytics with RapidMiner Solutions, and the infrastructure connecting everything with HPC Works and Altair One Cloud. This synergy enhances engineering workflows, driving innovation and efficiency in product development, now and in the future as AI/ML become mainstream for our customers. Examples illustrate our current position and future direction on this journey.

11:00 - 11:30 - Application and Practice of SDM in Xiaomi Auto
Yin Daozhi, Specialist of Vehicle Durability and CAE, Xiaomi Auto

後日更新

11:35 - 11:55 - Altair Oneによるデータ管理のご紹介
アルテア シニアディレクタ デビッド ラビ

11:55 - 12:55 - ランチ休憩
(12:15 - 12:40)【ランチョンセッション】回帰分析から生成AIまでをカバーする、アルテアのデータ分析プラットフォーム Altair RapidMiner
アルテア テクニカルマネージャ 芝田 隆宏

アルテアは非エンジニア、ドメインエキスパート、データサイエンティストの方まで様々なスキルレベルの方々が活用可能なデータ分析プラットフォーム"RapidMiner"を提供しています。本プラットフォームを用いると、古典的な回帰分析から、最新の大規模言語モデル(LLM)による生成AIを基にしたAI・機械学習モデルまでを実業務に効率よく適用することが可能です。

本講演では、CAEの結果評価にAIを用いた例等を交えながらRapidMinerプラットフォームの概要や機能についてご紹介します。合わせてAI・機械学習の取り組みの自走化を補助するDX人材育成サービスについてもご紹介します。

12:55 - 13:30 - HyperMesh / HyperView 新GUI版の最新情報
アルテア アプリケーションスペシャリスト 原田 裕也

HyperMesh/HyperViewはユーザー様の業務効率化につながるようバージョンアップ毎に機能強化を図っております。本セッションでは、新たなGUIに生まれ変わったHyperMesh/HyperViewについて、最新の情報をお届けいたします。

13:35 - 14:00 - 自動車座席 構造解析モデルつくり80%時間短縮の取り組み
富士シート株式会社 性能開発部CAE開発課 課長 辻本 清 様

人々の豊かな生活に貢献する自動車座席開発のため、当社内にて構造解析を活用しながら設計開発を推進しています。しかし、構造解析モデル作成には多大な工数を要し、複雑なモデルをつくる作業は、熟練者の余裕を無くす原因になっていました。

今後、品質を高めながら、さらに良い製品を生み出す機会を創出していくには、この工数改善と、任せられる業務環境つくりが最重要課題であると気づきました。

HyperMeshの機能を活用し、多彩なAPIを活用したマクロプログラミングを施した結果、工数短縮すると共に、入社1年目の社員に任せても確実に高品質な構造解析モデルが作成できるCAE業務環境を構築しました。その内容をご紹介します。

14:05 - 14:30 - 理美容商品群におけるCAE徹底活用 ~CAEレスポンス大幅向上の取組み~
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 くらしプロダクトイノベーション本部 ECM改革推進室 開発プロセス革新部 参事/主幹技師/課長 小田原 徳行 様

弊社における理美容商品においても、CAEの徹底活用が推進されている。本来のQCDでの効果と併せ、V(可視化による付加価値開発)でも効果を訴求する中で、求められるCAEレスポンスは厳しさを増すばかりである。一方で、昨今のCAE活用は、大型計算機を自前で所有するのではなく、クラウド計算サービスを上手く利用し、CAEの計算時間短縮を図ろうという動きがトレンド化しつつある。

弊社でもクラウド計算サービスを併用して、効率的にCAE計算時間を短縮してタイムリーに設計に結果をフィードバックする環境構築を図っている最中であり、その取組みの一端を紹介する。

14:35 - 15:00 - インテグラル・テクノロジーの最新AI技術でメッシュ作成が変わる
インテグラル・テクノロジー株式会社 代表取締役 西浦 光一 様

後日公開

15:30 - 15:55 - Altair SimLab最新情報
アルテア シニアテクニカルディレクタ 依宋 海希

16:00 - 16:25 - 空質空調機器における落下衝撃解析モデルの自動化について
パナソニック株式会社 空質空調社 イノベーションセンター 主任技師 大旗 和希 様

当社では、ルームエアコンをはじめとする空調機器をグローバルに展開している。それらの商品の輸送時の品質確保のため、落下解析を実施しているが、モデル作成にかかる工数が大きく、開発リードタイムに課題があった。そこでSimLabの自動化機能を用いることで、モデル作成期間を大幅に短縮、設計検討サイクルを加速できた。本発表では、SimLab を用いた落下解析モデルの自動化検討を報告する。

16:30 - 16:55 - 粒子・放射線輸送計算コードをソルバー/可視化ツールとする新たなワークフローの市場投入GTMへの可能性
徳島大学 医学 教授 阪間 稔 様

当該研究室では,粒子・放射線輸送計算コードのPHITSによる次世代核融合炉設計の中性子工学から人体への放射線影響(線量評価)まで,放射線全般の輸送や挙動に関する精密なモンテカルロ・シミュレーション解析を行っている.このPHITS計算コードを含む放射線挙動解析シミュレーション計算の業界における従前では,計算空間上に配置するジオメトリー情報については,単純な形状のみしか配置することができず,苦肉の策で実際のジオメトリー配置を近似的なトポロジーで押し込むことしかできなかった.

しかしながら,近年,放射線挙動解析シミュレーション計算コード開発側においても,業界標準となる構造応力解析や流体解析のプリポスト処理で一般的なメッシングワークフローに着目し,複雑なトポロジーを放射線輸送計算空間上へ精密に再現する取り組みが精力的に行われている.本報告では,業界標準のソルバーである応力解析や流体解析に留まらず,そこに【放射線輸送挙動解析(飛跡やエネルギー付与,粒子・放射線の計数,反応断面積,放射能強度など)】のソルバーを新たな市場投入GTMとして提案するとともに,粒子・放射線の挙動からその特性上,容易に熱エネルギーに変換されるので,熱解析ソルバーへの連成解析も考えられる.これにより,原子炉や次世代核融合炉,加速器などの放射線関連の構造体の損傷や劣化,ランニングコストなどの高確度な信頼性の高い評価を創出できる.

そこで,現在取り組んでいる次世代ヘリカル核融合炉を例として,複雑なトポロジーの四面体構造メッシュ化プリポスト処理ワークフローについて解説する.

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