Altair EDEM 学生向けの無償版
ダウンロード離散要素法(DEM)ソフトウェア

Who
EDEMの高性能な計算機能とCAE統合機能は、バルク材や粉粒体の相互作用、物理的物体と粉粒体の相互作用、粒子の混合といった研究テーマに関心のある方に役立ちます。これらの研究に携わる、学部生、大学院生、博士課程候補生、研究者、学生チーム、教授など、幅広い層の方々がEDEMを活用できます。

What
EDEMは、DEM技術を用いて、あらゆる粉粒体の相互作用をシミュレーションするための高性能ソフトウェアです。重工業から製薬まで、幅広い分野で粉粒体の挙動を正確かつ迅速にモデル化し、シミュレーションおよび解析できます。

Why
EDEMでできること
- あらゆる材料のシミュレーション
- リアルな粉粒体の挙動を表現
- CAEの統合
- カスタマイズ
- 正確な結果を素早く簡単に得る
Altair EDEMの学習、認定取得
チュートリアルビデオ
DEMとは
離散要素法とEDEMの基礎を学びます。この動画では、まず連続法と離散法の違い、DEMの主要コンポーネント、CPUとGPUソルバーについて触れます。そして最後に、粒子形状の表現と材料の調整ついてご説明します。
EDEMでフレキシブルファイバーをシミュレーションする方法
柔軟な粒子は、可撓性のある茎や草、繊維状の素材をシミュレーションするのに便利です。この動画では、EDEMで球状円筒メタ粒子を作成して、柔軟な材料をシミュレーションする方法をご紹介します。
EDEMを使った粒状材料の作り方
EDEMのファクトリー機能を用いて粒状材料を生成する方法についてご説明します。また、ダイナミックファクトリーとシミュレーション実行時間を最適化するための推奨方法もご紹介します。粒子の連続的な流れ、材料の山、複雑な形状など、どのような材料を生成する場合でも、EDEM ファクトリーは役立ちます。
EDEMハウツーチャンネルではさらに多くのチュートリアル動画を公開
動画を視聴eラーニングで知識を深めよう

eラーニング講座による学習
EDEMの操作を学び始めるには、eラーニング講座がおすすめです。Altair EDEM初心者の方も、すでに機能をご存じの方も、それぞれのレベルに合った学習コンテンツをご利用いただけます。
- EDEM入門:EDEMソフトウェアの詳細や、シミュレーションの設定、実行、解析の基本を知りたいユーザーを対象としています。
- EDEMキャリブレーション:EDEMにおけるキャリブレーション、その重要性、そしてモデルをキャリブレーションするための体系的な方法論の適用方法をご紹介します。
- EDEMとMotionSolveの連携:EDEMとMotionSolveを組み合わせたシミュレーション手法をご紹介します。これにより、エンジニアは、よりリアルなバルク材料の負荷をマルチボディ ダイナミクス シミュレーションに導入できます。
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EDEMとAltair CFDの結合:EDEMとCFDの結合についてご紹介します。これにより、Altair CFD ソフトウェアと EDEM の共同シミュレーションを実行して、粒子流体システムをモデル化できるようになります。
- EDEM接触モデル:EDEMで使用可能なさまざまな接触モデルをご紹介します。接触モデルは、基本モデル、転がり摩擦モデル、追加モデルに分かれています。各モデルの理論やどのような場合に使用するかを学習します。

バーチャルインストラクターによるトレーニング
コミュニティの専門家によるトピック別のEDEM PDFリソースをご覧ください。
PDFチュートリアルAltair EDEMで教える

DEM eBookで授業を充実
e Book「DEMとは」を使って、離散要素法(DEM)の理論的をさらに深く理解しましょう。
以下のトピックをカバーしています。
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他の講師からインスプレーションを受ける
各大学でAltair EDEMがどのように活用されているかを体験できます。
ATCx DEM

プラントスケールキルンシミュレーションのための離散要素法の技術開発
講演者:猿渡 元彬 様 | 技術本部 CAE部 主席研究員、住友金属鉱山株式会社
ロータリーキルン内の材料挙動は高温のため把握が困難です。近年、DEMにより粉体挙動の計算が可能になりましたが、工業用ロータリーキルンは大型で、計算負荷が大きいという課題があります。本研究では、計算負荷を軽減する粗視化モデルと、滞留時間分布を予測するモデルを提案しました。

ストーカ炉における非定常燃焼に関する数値的研究
講演者:池田 孝様 | マーケット&テクノロジーインサイトグループ マネージャ、三菱重工業株式会社
生ごみ焼却炉のシミュレーションを、DEMとCFDを連成させて構築しました。固相・気相の化学反応も再現し、実炉に近い火炎位置を確認しました。一方で、火炎の揺らぎは燃料供給量の変動が原因であることも判明しました。

連続二軸混練造粒機における粒子運動の数値解析
講演者:大崎 修司 様 | 大阪公立大学准教授
本研究では、二大要素の造粒プロセスへの相互影響を実験的、数値的に検討しました。実験と数値解析を組み合わせることにより、造粒速度の予測モデルを提案しました。提案したモデルにより、造粒速度は圧縮方向とせん断方向の合計エネルギーと造粒指数によって決定されることが示されました。

Speaker:ジョン・モリッシー博士(エディンバラ大学工学部研究員)
ツインスクリュー造粒をケーススタディとして、デジタルモデルフレームワークを開発するための産学連携について述べています。このフレームワークは、マルチスケールモデリングのために離散要素法(DEM)と人口バランスモデル(PBM)を組み合わせたものです。

Speaker:シェフィールド大学ファラデー研究所研究員、葛瑞環博士
再生可能エネルギーの需要は、効率的なエネルギー貯蔵技術の必要性を促しています。リチウムイオン電池の電極は、粒子状材料でできており、一般的に使用されています。このプロジェクトでは、離散要素法(DEM)シミュレーションを用いて、リチウムイオン電池電極のカレンダー処理を調査します。

Speaker:ヨハネス・リンデンブラット(ミュンヘン工科大学リサーチアソシエイト)
電池の製造工程は、電池セルに大きな影響を与えます。離散要素シミュレーションは、ミクロン単位でプロセスを観察し、カレンダー工程のプロセスパラメータを予測することができます。
ATCx DEMのプレゼンテーション一覧
リソースライブラリEDEMを用いた研究論文

学術出版社、専門学会、オンラインリポジトリ、EDEMを研究・調査に使用している大学の論文、学位論文、書籍、抄録を検索できます。
EDEMの高度なシミュレーション機能と、並列処理による高速な実行時間により、大規模な粒子系のシミュレーション、可視化、解析が可能です。使いやすいGUIのおかげで、研究への導入もスムーズに行え、導入後数ヶ月で成果を発表できました。
陳国清(国立台湾大学応用力学研究所)