Altair HyperWorks 2023 | 進化への新たな一歩
新しいエクスペリエンスへ移行
ビジネスにおいて、関連性、革新性、競争力の維持には、進化が必要です。アルテアは長年にわたりAltair HyperWorksの戦略的開発を続けてまいりました。次世代のHyperMeshは、今後30年以上にわたってエンジニアリングの課題を解決するための先進の機能を提供します。
直感的なユーザーエクスペリエンスと最新のアーキテクチャに基づく新しいHyperMeshは、ソリューションごとのワークフローをエンド ツー エンドで提供します。生産性を高め、複雑かつコネクテッドな製品開発を効率的に行えます。
バージョン2023.0より、従来のデスクトップ製品から新しいHyperMeshエクスペリエンスに切り替わります。
このページでは、HyperWorks 2023の新しいHyperMeshへの移行に必要な情報とリソースを紹介します。
新HyperMeshへの移行
アルテアコミュニティのブログ「Transitioning to the Latest HyperMesh GUI from Legacy HyperMesh(旧HyperMeshから最新のHyperMesh GUIへの移行について)」に掲載されている情報、ガイド、学習教材を使って、新しいHyperMeshへの移行を成功させましょう。
ブログを読む新HyperMeshは、時間を1日程度節約してくれました。 モデルを見なおす際、視覚的に操作できることが非常に重要でした。キーボードショートカットを使って整理したり、隠したり、切り分けたりすることで、一度に数秒ずつ節約でき、積み重なって大きな差になりました。
— Google Pixel 構造設計者、Adam Brinkman氏
よくある質問
2022年8月から2023年8月の間に段階的に、従来のデスクトップ製品を廃止し、新しいHyperMeshに置き換える予定です。このプロセスが、驚きを与えることがないようにしたいと考えています。以下の変更スケジュールをご確認の上、適切な準備をお願いいたします。
- 2022年8月 - Simulation 2022.1
- HyperWorks Desktopのインストール実行ファイルをHyperWorksの実行ファイルへ移行
- 2023年1月 - Simulation 2022.2
- 従来のHyperMeshパネルからリボン、ダイアログ、ブラウザへの変換を継続
- 2023年4月 - Simulation 2022.3
- 計画された機能拡張とバグフィックスに対応
- 2023年8月 - HyperWorks 2023.0
- 従来のデスクトップ製品は、HyperMesh 2022.3をベースに機能強化がされないメンテナンスモードに移行にします。 お客様には、2023.0のマスターインストーラーを使用して、HyperMesh 2022.3のレガシーバージョン(従来のデスクトップ製品)と最新のホットフィックスパッチをインストールするオプションが提供されます。
アルテアは、新しいHyperMeshへの移行を確実に成功させるために必要な限り、HyperMesh 2022.3レガシーバージョンを引き続きサポートします。
- 従来のデスクトップ製品は、HyperMesh 2022.3をベースに機能強化がされないメンテナンスモードに移行にします。 お客様には、2023.0のマスターインストーラーを使用して、HyperMesh 2022.3のレガシーバージョン(従来のデスクトップ製品)と最新のホットフィックスパッチをインストールするオプションが提供されます。
アルテアは、すべてのお客様が新しいHyperMeshへの移行に成功するまで、レガシーHyperMeshのテクニカルサポートを継続します。
※新しいHyperMeshへの移行にご協力いただいている場合に限ります。
レガシーHyperMesh向けの新機能の開発は終了しています。テクニカルサポートは以下の内容のみとなります。
- 一般的な使用方法に関する質問
- 問題の特定/確認。可能であれば、弊社のテクニカルサポートチームは、旧バージョンの回避策を提供します。また、この問題を新しいHyperMeshで解決する方法をお伝えします。
廃止後、新HyperMeshに置き換えられる旧HyperMeshデスクトップ製品は以下の通りです。
- HyperMesh
- HyperView
- HyperGraph
- MotionView
- MediaView
- TableView
- TextView
新HyperMeshは、新しいインターフェースと最適化されたワークフローを導入しています。新しいインターフェースと新しいワークフローの両方を採用することで、15~70%の時間短縮と、2倍から10倍、あるいはそれ以上のクリック数の削減が可能になります。
新しいインターフェイスを使用することで、新機能だけでなく、大幅に向上した機能を利用できます。
新機能と強化機能の詳細は、ワークフローの比較動画をご覧ください。
HyperMeshの新しい操作感は、最新のグラフィック技術を駆使して開発されていますが、お使いのシステムが最新でない場合、従来のインターフェースと新しいインターフェースの間にパフォーマンス差が出ることがあります。
システム推奨事項をご覧になり、お使いのシステムが要件に適合していることをご確認ください。
新HyperMeshへの移行を支援する包括的なリソース一式が利用可能です。
- 24時間体制の自習教材、ナレッジベース記事、Altair How-To Youtubeチャンネル(200本以上)を利用可能。ブログ記事
- インストラクター主導のオンライントレーニングに参加できます。日程表
- 一般的な要望や機能強化、不具合の報告などは、Communityのサポートケースから提出できます。
- 旧HyperMeshから、HyperMeshエクスペリエンスのパネル対応表は、こちらをご参照ください。
HyperWorks製品の同じバージョンに紐づくファイル(CAD、hm、ソルバーデック、結果ファイルなど)は、データを損失することなく、新旧のHyperMesh間で読み込み、書き出し、使用が可能です。この柔軟性により、社内のユーザーは各自が使用するインターフェースに関係なく、連携を続けながら、異なるタイミングで切り替えることができます。
このFAQは、新しいHyperMeshに関連するものです。HyperMeshの新バージョンと同時に、データ構造の変更を実施中であることをご了承ください。これらの変更は、新旧のHyperMeshの両方に該当する予定です。この変更をご理解いただくために、別途アセットをご用意する予定です。このトピックに関する最新情報は、新しいHyperMesh 2022ユーザーインターフェイスへの移行ブログをご購読ください。
従来のデータベース(.hmファイル)とソルバーデックはすべて新しいHyperMeshにロードすることができ、通常通り機能します。
HyperMeshに新しいエンティティタイプを導入し、ソルバーエンティティの構成が改善されました。例えば、EIGRLカードは "ロードステップ入力 "に移動しました。新しいHyperMeshエンティティは、最終的なソルバーデックに影響を与えません。
アセンブリやコンポーネントなどの旧エンティティや非推奨エンティティは、バイナリファイルやソルバーデックをインポートすると、自動的に適切なエンティティにマッピングされます。
レガシーアセンブリ階層が既存の部品階層に正しく収束されるように、手動の更新が必要となる場合があります。
HyperMeshの旧製品の基本機能をベースにした自動化および拡張スクリプトを作成したことはありますか?
旧HyperMeshのに関しては、一部のTclコマンドが非推奨となっており、そのため、API Programmer's Guideの専用セクションにリストアップされています。
Simulation 2022.2からは、HyperMeshのTclスクリプトをスキャンして、コード内のAPIコマンドを特定するスクリプトパーサーが利用できるようになります。ビルトインデータベースは、API、パッケージ、テクノロジーの3つのカテゴリーをサポートしています。このデータベースは簡単に拡張でき、特定のコマンドを探すための新しいサブカテゴリーを作成できます。例えば、レポートのAPIセクションを見ると、HyperMeshパネルに関連するコマンドを含むスクリプト内のエリアを特定できます。HyperWorks 2023.0リリースではパネルが使用できなくなるため、パネル参照を除外するようにスクリプトを更新する必要があります。
スクリプトパーサーGUIで出力をインタラクティブに確認したり、CSVレポートにエクスポートしたりすることができます。提供される情報には、特定のコマンドを見つけることができるファイルや行に関する詳細が含まれます。自動化ソリューション全体のコンテキスト内で各修正を慎重に検討する必要があるため、Script Parserはスクリプトを自動的に更新しません。レポートを確認し、必要に応じて手動でスクリプトを更新してください。スクリプトを編集する際の追加サポートとして、ご使用のHyperMeshのバージョンに関連するAPI Programmer's Guideの使用も可能です。さらに詳しいサポートが必要な場合は、カスタマーサポートまたは担当営業までご連絡ください。
hmcustom.tclコマンドは、以下を除いて再利用可能です。
- キーボード・ユーザー・マッピングは、現在サポートされていません
- カスタムメニュー、ツールバーなどを含むGUIカスタマイズ
プリファレンス・ファイルは、無理なく互換性が保たれるはずです。
userpage.mac コマンドはまだ動作するかもしれませんが、アルテアはこのカスタマイズモードをサポートしません。HyperMeshクライアント(HyperMesh、HyperView、HyperGraphなど)のカスタムリボン、ツールバー、メニューを定義できるExtensionsという新しいカスタマイズ環境へ移行することをお勧めします。最終的には、プリファレンスファイルも拡張機能に取って代わられる予定です。
ツールベルトは、HyperMeshのネイティブツールやカスタマイズツールに素早くアクセスするのにも役立ちます。